中国では、中秋節に月餅を食べることはご存じでしょうか?
今回は中国の中秋節や月餅を紹介したいと思います。
中秋節とは旧暦8月15日(例年9月上旬~10月上旬)で、中国では休日となっています。2020年である今年は10月1日でした。
中国語では“中秋节 (zhōngqiūjié)といいます。また、中秋節の際の中国語の挨拶は、中秋快乐(zhōngqiū kuàilè、中秋節おめでとうの意味です。)と言います。
日本でも、旧暦8月15日の中秋節を「中秋の名月」と呼んで、お団子を食べてお月見をする習慣があり、日本人でも中秋という言葉は聞いたことがあるかと思います。
中国の中秋節は、春節(中国の旧正月)や清明節(日本のお盆のようなもの)と並んで、三大節として大きいイベントの一つです。今年の中国の中秋節では、国慶節(中国の建国記念日)と重なるために10月1日~8日の8連休となっています。
日本の中秋ではよくお団子を食べますが、中国の中秋節ではよく「月餅」というお菓子を食べます。「月餅」を中国語では月饼(yuè bǐng)と言い、月に見立てて丸く、平たい形をしているお菓子です。月餅の月のような丸い形は家族団らんを象徴していて、この月餅を一家そろって食べることで、満月のように円満で幸福な家庭が築けるように願います。
月餅には、様々な種類があってそれぞれ味や中身が異なっており、黒餡、蛋黄(アヒルの卵の塩漬け)入り、胡桃などいろいろな味のものが楽しめます。
今まで何種類か月餅を食べたのですが、最近、中国人の友達にもらった月餅が一番おいしかったので、以下紹介します。
上記画像のように、中の卵が半熟になっており、とろけます。
今回は、中国の中秋節や月餅について簡単に紹介しました。
コロナの影響で外出自粛ムード自宅にこもりがちな中、中国の文化等海外の文化にも目を向けると、視野が広がるかもしれません。
ブログをご覧いただいた皆様も、月餅のように、皆様の家庭が円満で仕事が順調に進めるようにお祈りしています。